靴を選ぶときのチェックポイント

● 靴を選ぶときのポイント

子どもの運動靴は、値段もデザインも様々なものがあります。値段が高ければ良いということでもありません。値段よりも、子どもの運動靴に必要な条件をなるべく多く満たしているものを選ぶようにすることが大切です。

また、どんなに理想的な靴でも、子どもの足のサイズに適合しない場合や、履き心地の悪いものは、トラブルにつながります。子どもを販売店に連れていき、必ず試し履きをさせましょう。

では、どんな点に注意すればよいのでしょうか。

靴を選ぶときは・・・

  1. 靴の長さが足の長さに合っている。
    (靴先に余裕があり、運動時につま先が靴の先端にあたらない。)
  2. 靴の幅が足の幅に合っている。
    (踵から甲が足に合い、運動時に前後左右に足がずれない。)
  3. 靴先部分に足指が十分に動かせるゆとりがある。
  4. 圧迫感や不快感がない。
  5. 足指が曲がる位置で屈曲する。
  6. つま先に少しそりがある。
  7. 足がしっかり固定でき、踵がずれたり前に足が移動しない。
    (ひもで締めるものや面ファスナーでとめるタイプが望ましい。)
  8. 通気性がよく、汚れたら洗える素材である。
  9. 着地時の衝撃から足を保護する機能をもっている。
  10. 靴底がすべりにくい。
    (靴底のストップ性能が高い)

● 上履き(体育館履き)使用の際の注意点

上履きには、「運動するときに危険から身を守る」とともに「足を保護する」という目的があります。登校して上履きに履き替えたら、下校までの大半の時間を上履きで過ごしますので、足に対する影響が大きく、その選択には注意が必要です。値段の安さだけを優先させて選択すると、成長過程の足に余分な負担をかけたり、足のトラブルを引き起こすおそれがあります。

体育の授業を安心して行うためには、クッション性や防滑性は不可欠ですし、子ども達の足の幅や厚みも様々ですので、より多くの子ども達に適合するよう工夫されたものや、ひもや面ファスナーなどで調整可能なものが望ましいと言えます。

「どのような靴でも自由」という学校もありますが、選択肢を自由にする場合は、その目的を児童生徒と保護者が理解し、自分に合った靴を選択できる力を身につけさせることが大切です。

バンドバレー型の靴は値段が安く、どこでも購入できる利点があります。 ただし、足の指の自由がかなり制約されるものもあり、クッション性も充分とはいえないようです。また、靴底が滑りやすく踵も脱げやすいものが多いため、体育館での授業の場合は注意する必要があります。

 

 

開発製品のご紹介

  • JESの活動〜研究・普及・助成・賛助活動 おかげさまで30年
  • 開発製品〜外反母趾を防止し、土ふまずを作るシューズ
  • 環境へのとりくみ〜JESシューズのリサイクルが始まりました
  • どういう靴がいいの?〜靴を選ぶ時のチェックポイントをお教えします!
  • 測定シートで足のタイプを調べよう!
  • 足の話いろいろ〜子ども達の足のこと、実態調査でわかったことなど足にまつわるコラムを掲載

ページ上部に戻る